食の安全が脅かされているが円安の影響

異物混入のニュースが目白押しだ。マクドナルドの「チキンマックナゲット」だけでなくファミマ、スターバックスでも、中国の食肉加工会社からの仕入れで期限切れ鶏肉の混入が報道されている。

食の安全が脅かされる事件が明るみに出ているが、これは円安の影響ではないだろうか。
 
円高で海外生産を推し進めたところは、円安で生産コストが高くなる。当然、それを抑えようとする動きになる。
 
たとえば、ハンバーガー1個作るのに1ドルかかるとする。円高時80円で作れたものが、今は120円かかる。インフレ政策が成功していて、所得が増えていれば単純に価格に転嫁すればいいのだが、それが難しい現状にある。そうなると生産コストを抑えるしかない。
 
がんばって100円で作ろうとしよう。現地の人件費、原材料費など削れるところはひたすら削る。過酷な労働環境になれば手抜きが増える。品質検査がざるになる。そうなるとそのしわ寄せがクオリティに表れる。

企業は儲けるのが正義、消費者は安いのが正義だと思っていると、天に向かって唾を吐くように手痛いしっぺ返しをくらうだろう。
 

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