老眼鏡の新しいネーミングを考える時期が来ている

老眼は40を過ぎたらじわじわ始まっている。正視から遠視寄りのひとは自覚症状が出やすいだけで、実は近視のひとも不自由がないだけで老眼になっている。老眼とは水晶体の老化現象だから、僕もあなたも老眼が始まっている。だから認めたくない気持ちはよくわかる。
 
現在日本に残っている一番古い老眼鏡は、徳川家康が使用したものだそうだ。平均寿命が50歳にも満たない時代には違和感なかったものが、平均寿命が80歳を超えている現代において「老眼鏡」というネーミングは時代にそぐわなくなっている。
 
眼鏡業界もいろいろ努力はしているようだが、今ひとつ浸透していない。「エイジレスグラス」「シニアグラス」はむしろ年齢を感じさせてしまうからダメ。近くを見やすくするメガネだから「リーディンググラス」はいいと思う。横文字苦手なひとは「近見鏡」「読書鏡」なんかどうだろうか。

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