赤坂プリンスの解体工事が進んでいる

赤坂プリンスの解体工事が進んでいる。高さ140m、地上40階建てのビルをどうやって解体するのか見たら、特殊な技術が使われていた。騒音や振動、粉塵を極力出さずに解体するため、屋根をそのまま蓋代わりに使い、解体に合わせて回りをジャッキで下げていくというものだ。国内では最も高いビルの解体工事になる。赤坂プリンスの新館は1983年に開業され、およそ28年に渡り営業されてきた。バブルの象徴とも呼ばれたホテル。それが”近いうち”に消滅する。跡地にはさらに高層なツインタワーが建つようだ。

なぜ赤坂プリンスがわずか29年で立て直しされるのか?という疑問があるだろう。解体の理由は「老朽化」ということだが、建物の耐用年数はそんなに短いものではない。古くなって危険だから取り壊すということでもない。つまり今回の建て替えは、事業の再構築ということになる。再開発されるツインビルの計画は、地上36階建て高さ約180mのホテル・オフィス棟、 地上26階建て高さ約100mの住宅棟になっている。競争力がなくなり客室単価、稼働率が下がったホテルの経営を続けるより、オフィス・タワーマンション併設型に建て替えた方が、収益性が見込めるという判断だろう。

“赤プリ”解体工事 2階分下がる NHKニュース

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