失敗を恐れずに行動した記録。「虎穴に入らずんば虎子を得ず」後漢書「何かを学ぶのに、自分で経験する以上に良い方法はない」アルベルト・アインシュタイン

虎の穴

「二十一世紀の資本論」

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トマ・ピケティの「二十一世紀の資本論」は、格差社会がどのようにして生まれたのかその背景、そして未来への提言について書かれている書籍である。原著「Le Capital au XXIe siècle」は仏語で書かれており、今年の4月に英訳が出てからベストセラーになった。データを集めるのに15年もかけた大作だ。

経済成長率が低い中で不平等の是正には、資産への累進課税が有効だという。所得に対して減税、資産に対して増税することが解決策になる。

驚いたことに邦訳予定は2017年だそうだ。それを待たずに英語版をKindleで読んでみよう。
Capital in the Twenty-First Century

追記
週刊東洋経済 2014/7/26号「『21世紀の資本論』が問う 中間層への警告」にトマ・ピケティへのインタビューが掲載されている。

追追記

アメリカの所得格差がどれほど厳しい状況にあるか知るのにおすすめしたい本が「貧困大国アメリカ」というルポルタージュだ。

この本は「貧困大国アメリカ」「貧困大国アメリカII」「(株)貧困大国アメリカ」の三部で完結する。

アメリカでは日本の比ではないほどの所得格差が進んでおり、貧困層が最貧困層に、中流層も貧困層に転落していく様子が見てとれる。

国民皆保険制度の無いアメリカ。世界一高い医療費の国だ。一度の病気で貧困層に転落することもありうるのだ。低所得の人が病気になり、自己破産する人が急増しているという。自己破産の直接原因の第一位は「クレジットカード負債」だが、「医療費負担」はそれに次いで第二位である。日本では考えられないことだ。

貧しくなればなるほど食事にお金を使うことができず、ジャンクフードに頼らざるを得なくなり、より不健康になっていく。その結果、病気になれば医療費負担が増大し、破産の引き金に指がかかる。一度転落すると這い上がることは非常に困難になる。

ルポ 貧困大国アメリカ

追追追記

トマピケティ関連の書籍が相次いで出版されている。

21世紀の資本: トマ・ピケティ, 山形浩生, 守岡桜, 森本正史
トマ・ピケティの新・資本論: トマ・ピケティ, 村井 章子 (2015/1/23)
現代思想 2015年1月臨時増刊号◎ピケティ 『21世紀の資本』を読む -格差と貧困の新理論- ムック – 2014/12/12 トマ・ピケティ (著), ポール・クルーグマン (著), デヴィッド・ハーヴェイ (著), & 5 その他

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